ショパンコンクールのファイナルのピアノコンチェルト第一番の演奏、素晴らしかったです。
何より、楽しかった。
ピアノコンチェルトを聞いて、楽しいって感じたのは初めてかもしれない。
演奏技術はもちろんだけど、表現力、オーケストラと一体化して、素晴らしい音楽を奏でてくれた。
楽しいと感じたのは、リズムをとらえて表現するところが素晴らしかったからかもしれない。
この曲を熟知している。自分だけでなく、人にも、伝えられる表現力があるのは、すごいこと。
お偉い演奏家の演奏は、時に、怒っていて、荒々しかったり、全然いいと思わなかった、ショパコンの優勝者やほかの演奏家の演奏会もあったけど、これは、観客も聞いてて、楽しかっただろうなぁと思う。
その場にいたら、もっと感動しただろう。
優勝者の発表は、明日だけど、もちろん優勝してほしいけど、なんか、超越したところにいる演奏だった。
素晴らしい演奏家を世に出すためのコンクールだろうから、彼の輝かしい近未来は、誰の目に見ても明らかである。
そこで、思うのは、どうしたら、そういう人に育てることができるのだろうかということである。
静かに、明日の発表を待つことにしよう。
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