フジコ ヘミング
この名前を知らない人も少ないことでしょう。
最近の私の子守歌は、フジコヘミングの演奏です。
子守歌というよりは、しょっちゅう、一日中聞いていると言った方が正しい。
ミスタッチがちょっと多いのは、彼女は眼をつぶって弾いているから。
彼女はもう89歳です。
それでもなお、世界中でコンサートツアーを行っています。
シルバーカーをひいて、杖を突きながらピアノのところまで行きます。
心を込めて弾くピアノの音は、どこまでも美しい。
女性の3倍くらい手の厚みがあるから、音色の美しさは誰にも負けないと本人が言います。
それもそうでしょうが、彼女の歩んできた人生を重ね合わせたときの苦労を思いやった時に
誰しもが涙せずにはいられません。
自分のテクニックを見せびらかすようなほかのピアニストたちのラ・カンパネラとは明らかに違いますよね。
こんなラ・カンパネラ聴いたことがない。すごい。感動した。
多くの人がそう思い、世界中に活躍の場を広げていきました。
初めて聞いた時の感動は忘れられませんよね。
菅野美穂さん演じたテレビ番組を見て、彼女の歩んできた人生を知り、
みんながファンになりました。
ウィーンで左耳の聴力を失い、2年間も弾いても弾いても聞こえない時を過ごしたそうです。
右の耳に続き左の耳も、、、、
現在は40%回復しているそうですが、89歳の今も演奏活動を続けている彼女の
バイタリティを私たちは、大いに見習うべきです。
60歳過ぎてから演奏活動を始め、89歳の今も、そしてこれからも長く弾き続けてほしいと願っています。
そばにピアノがあれば幸せという人は、ピアノを続ければいい。
好きだったら、離れられないんですよ。
そうなんです。
私は、ピアノも歌も大好きなんです。
ありがとう!フジコ・ヘミング様。頑張ってください。応援しています。
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